JAMES DEAN (1931-1955)の「直筆サイン」出所明確、現存する数少ない生涯最後に書かれた直筆サイン
サイン出典は、ジェーン・ウィザーズ(Jane Withers)・コレクション（サイン帖)James Dean(ジェイムズ・ディーン)は、最後の出演作品になった1956年公開映画「Giant」で、共演した女優Jane Withers（役名ヴァシタイ・ヘレイク・スニス）のサイン帖に、ジェーンへ名宛し、
To Jane ~ thanks !! James Dean
とインク書きサインしました。 （Piece of the Past 発行の真正証明書の記載から）
95歳で亡くなった女優ジェーン・ウィザーズ (1926 - 2021)は、2歳半から子役スターとして活躍し、既に、ショービジネス界を知り尽くしたベテラン女優でしたが、1956年当時、29歳、慢性関節リュウマチに罹患後で、「Giant」は復帰作品でした。

女優ジェーン・ウィザーズ：生前のインタビューから
ジェイムズ・ディーンとは、全くの初対面でしたが、その演技は評価していました。「Giant」の撮影が始まる前、一生忘れられないパーティ(1955年６月、Los Angels Burbank the Warner Bros. Studios)があり、共に働くクルーが集まって、お互いに挨拶しました。ジェイムズは、大変物静かで、いつも、俯いて床を見て、いろんな人に、ボソボソ「こんには」と言っていました。ジェーン・ウィザーズは、いつものように、いきなり、ジェイムズには近づかず、背後に留まり、彼の様子を見ながら、そんな機会にめぐまれことに感謝していました。ジェイムズ の実像は、一言で言葉にするのは難しかったけれど、間違いなく、一角の人物でした。しかし、「自分では決められない出会い」や、「他人と一緒にいること」など、「プロの役者」としては避けられない多くのことを随分怖がり、自分自身の世界に留まっていました。間違いなく「一匹狼」でした。私は、心の中で、本当に、ジェイムズのことが分かるようになるだろうかと、心配でしたが、その時は、間もなく訪れました。
私の印象では、ジェイムズは、「撮影クルーたちの心配に対して、随分、思いやりに欠け」ていて、「私自身も、大変、悩まされまし」た。何しろ、私は「二歳半頃から、ショービジネスの世界で働いて来たことを忘れないで」と言いたかった。私は、ジェイムズが何歳か、知らなかったが、そんなことは構わなかった。ジェイムズは、「俳優としては優秀」だったが、「自分の同僚の俳優や撮影クルーについて学ぶべきことが沢山」あった。
しかし、時間が経つにつれ、ジェイムズと私は、お互いを、より良く知るようになりました。この件については、ジェイムズと考え方を共有する良い機会が何度かあって、「映画撮影の終わりに近づくころ」には、「撮影クルーに対する思い遣りが、随分とは言えないまでも、以前より増した」と言う点で正しい方向に変化していた。
私は、ジェイムズが好きだった。私の心は、いろんな面で、ジェイムズに向き合っていた。ジェイムズは、当時、まだ、小さかった自分の二人の息子のことを思い出させました。ジェイムズと知り合うようになり、彼が「頑固」で、「決定的な自我」を持っていて、「気も短い」ことも分かったので、ある夜、「もし、あなたが、これからも、小さな子供のように振る舞うのなら、私も、私の二人の子供たちを躾けるように、「あなたを躾け」ます。だから、これからは、あなたを「私の三番目の息子」と呼びます」と告げました。こうして、ジェイムズと私は、ユニークな友情関係を結びました。そして、このことに、とても感謝していました！

ジェイムズは、皆んなが「自分を見ていた」ということに、大変関心を持っていました。ジェイムズは「自分について不思議がられるようなこと」をよくしました。ジェイムズは「とても複雑」でした。「注意を向けられている」のが好きでした。また、「尋常ではないこと」も非常に好きでした。結果的に、ジェイムズは「自分が変わっている」とか、「一体、何者なのか、さっぱり、わからない」とか、語られていましたが、「その種のミステリー」が好きでした。
彼自身、「必死で、持ち運び続けていた」、その全ての「うわべ」を取り除くことが出来れば、そこには、大変素敵な資質があり、私はジェイムズが、もっと、好きになったでしょう。映画の制作過程で、ジェイムズが、彼の「うわべ」を乗り越えられたなら、私は神に感謝したでしょう。
商品：女優ジェーン・ウィザーズが所有していたサインカードページ 大きさ：約11.5cm ｘ 約6.5cm（Size: 4.5 x 2.5）
サイン場所(推定)：ワーナーブラザーズ映画「Giant」撮影現場Los Angels Burbank the Warner Bros. Studios 1955年9月 サイン時期(推定)：1955年9月中旬＊映画「Giant」の「撮影後半」、Jane・WithersとJames Deanの関係は、WithersがJamesを「私の三番目の息子(my No.3 son)」と呼び、 「親子」のように、親密になりました。その後、Los Angels Burbankのthe Warner Bros. Studios におけるジェイムズ・ディーンが登場するシーンの撮影が終了した9月29日午後までの間と考えられます。
To Jane ~ thanks !!
Jane Withersが、親身にアドバイスしてくれたことに対する感謝と映画撮影中は、禁止されていた自動車レース参戦が解禁されるという喜び！！が入り混じっていたと思われます！
LEE RASKIN(2015)：事故の詳細参考図書 「James Dean On the road to Salinas」
運命の日は「Giant（ワーナーブラザーズ1956年公開）」のロケで、自身の撮影場面を撮り終えた1955年9月29日木曜日の翌日、1955年9月30日金曜日でした。9月4～5日のカーレースにも出場登録していましたが、ロケ中のため、ワーナーブラザーズ社から出場を禁止され、友人のサポートクルーとして参加しました。そして、9月18日、欲しかった新車「シルバーのポルシェ・550/1500S スパイダー」、愛称 ” リトル・バスタード ” を即決で購入しました。
9月30日、金曜日、午前7時に起床し、車を預けていた販売店に向かいました。その頃、同行のメカニック、ウッタリックは、4時間以上掛けて、エンジンを調整し、シートベルトも装着していました。
その後、ジェームズも乗り込み、午後1時半、ロサンジェルスを出発しました。Sherman Oaksで給油後、カリフォルニア州道99号線は迂回しましたが、途中、55mph制限を65mphで走り、" 最後の直筆署名を書いた "「スピード違反召喚状」を受け取りました。
続いて、Lost Hills郊外の州道46号線を走って、Blackwell" cornerで停車後、午後5時30分頃に出発し、丘を越えて、下り坂を西に向かって走り、ショラム(Cholame)に差し掛かりました。
カーレースに備えた「慣らし運転」のはずが、何度か、猛スピードで、対向車線を走ったまま、他車を追い抜くなどして、平均速度は120mphになっていました。
ところが、この頃、帰宅を急ぐ23歳の大学生、ターナシードも、ショラムの近郊を、フォード車に乗って、同じ州道46号線を東に走り、午後5時45分頃、州道41号線のY字分岐点の手前に差し掛かりました。
折しも、最高速度150mph（時速240キロ）の猛スピードで、州道46号線の下り坂を直進中のジェームズは、「西日を受けていた」ため、フォード車に気付けませんでした。ターナシードも、そのまま、州道41号線に向かって、左折してY字分岐点に進入し、直進して来たジェームズの550スパイダーの左前側面に衝突しました。ジェームズは内臓損傷と多発骨折のため、即死しました(享年23歳)。
本商品はKevin Martin氏が主宰する「Piece of the Past, Inc」から、約20年前、購入しました。「Piece of the Past, Inc」発行の真正証明書(COA)付属します。
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